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Summer Research Conference開催される!その印象記

梅雨明け夏本番の7 月23 日(土) の昼下がりに、国際ホテル宇部にて第一回Summer Research Conference が開催されました(Meiji Seikaファルマ共催)。このカンファレンスは、山口大学呼吸器感染症内科学講座の松永和人教授が「呼吸器をテーマとした研究を山口から世界に発信すること」を主な目的として、そしてなによりも若手医師や医学部学生に研究の面白さを理解してもらいたいという先生の情熱から始まりました。
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今回は県内の呼吸器科医師30名ほどが出席し、二部構成で行われました。東北大学の杉浦久敏呼吸器内科学准教授による「COPDの病態分子における最新知見」についての特別講演の前に、県内医師らによる合計6演題の研究発表がありました。第一部前半3題のセッションでは私が座長を務め、始めに山口大学呼吸器内科の平野綱彦准教授、その後、当院から村田順之医師と宇都宮利彰医師がそれぞれIgG4関連疾患と特発性肺線維症についての基礎的研究を発表し、予定時間を20分も超過するほどの沢山の質問がフロアからありました。
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後半のセッションでは、今後スタートする予定の臨床研究計画についての発表3題でした。当院の元常勤医師、現在は山口大学助教および当院非常勤医師である大石景士先生も発表し、呼吸器疾患に関するユニークで新しい研究計画の妥当性について活発な討議が行われました。
4時間にわたるカンファレンスの後は楽しい懇親会。出席された皆さんは研究の話以外にも留学経験談など病院や世代を超えてさまざまな立場の方々との交流が楽しめたようです。今回のカンファレンスを通して、若い医師が呼吸器科の研究に興味を持ち、山口県の呼吸器医療が更に発展することを期待しています。

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