後期臨床研修プログラムこのページを印刷する - 後期臨床研修プログラム

1.研修の概要及び特徴

研修理念

  • 専門医にふさわしい知識と経験、そして人間性を育成する。
  • 自ら問題を解決し、次の医学界をリードする人材を育成する。優れた後継者を育成できる能力を身につける。

概要

当センターは昭和17年の創設以来、70年を超える歴史ある病院である。特に肺がん、悪性中皮腫など胸部悪性腫瘍の診療、呼吸器疾患の診療に多くの実積と功績を残している。
「がん専門病床」を190床、「緩和ケア病床」を25床有し、胸部悪性腫瘍の診断、外科治療、放射線治療、抗がん剤治療、緩和医療を一貫して行なっている。一般病床の70%以上ががん患者である。「呼吸器病床」を42床、「結核病床」を30床、「集中治療病床」を4床を有し、気管支喘息、肺気腫、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患、重症肺炎などの診療に極めて多くの実積を挙げている。

このような実積を背景に、当センターは国立病院機構の中国地方呼吸器疾患基幹病院であり、日本臨床腫瘍学会・日本呼吸器外科学会・日本胸部外科学会・日本呼吸器学会・日本呼吸器内視鏡学会・日本放射線腫瘍学会・日本がん治療認定機構の認定施設、呼吸器外科専門医認定機構・日本呼吸器外科指導医制度の基幹施設、日本アレルギー学会の教育施設、日本外科学会の関連施設、日本医学放射線学会放射線科専門医修練の協力施設、臨床研修協力施設に認定されている。日本医療機能評価機構の認定を受けている。 
年間がん患者は550例を超え、うち肺がん症例が360例を占めている。肺がん手術症例数は年間200例を、中皮腫の手術は年間10例を超えている。がん化学療法患者は年間400例を超え、放射線治療件数は4000件を超えている。診療録管理士による「がん登録」が行なわれている。「文部科学省研究費」や「厚生労働省がん研究助成金」により「がんワクチン」の開発研究、中皮腫の診断精度の向上に関する研究、がん薬物療法の効果予測研究、がん患者の予後解析研究などの基礎研究や、がん新薬や新レジメンによる第II相、第III相臨床研究などが盛んに行なわれている。 

腫瘍内科専門医コース終了時には、臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医など、日本呼吸器内科専門医コース終了時には、呼吸器学会・呼吸器内視鏡学会専門医など、呼吸器外科専門医コース終了時には呼吸器外科・胸部外科専門医の取得が可能である。 当センターの診療科、病床数、医師数、指導医数は以下の通りである。 

 
診 療 科 医師数 うち指導医数 病床数
腫瘍内科 5 3 100
呼吸器内科 4 1 50
呼吸器外科 7 4 38
乳腺・消化器外科 1 1 混合
緩和ケア内科 2 1 25
放射線科 2 1 混合
外科 2 1 混合
病理診断科 1 1
精神科 1 1 混合
循環器内科 1 1 混合
小児科 3 1 120
麻酔科 1 1
画像診断科 1 1
集中診療科 1 1 4

2.研修体制と研修方法

後期臨床研修プログラム

  • 臨床研修教育責任者 病院長 松本常男
  • 臨床研修プログラム総責任者 副院長 亀井治人

目 的

山口宇部医療センターの後期臨床研修は、初期研修終了者に臨床腫瘍、呼吸器内科の専門修練、呼吸器外科の専門修練を行い、臨床腫瘍医、呼吸器内科専門医、呼吸器外科専門医の育成を目指す。

一般目標

専門医にふさわしい人格、知識、技術の熟成を目指す。
エビデンスに基づく、しかも患者ごとに適切な治療計画を立案し、適切なインフォームド・コンセントを得ることができる。
チームリーダーとしてスタッフを率い、研修医を指導する能力を身につける。
適切な臨床研究を立案し、呼吸器疾患の医療をリードする研究能力を身につける。

到達目標

  • 構成プログラムに則った症例を経験する。
  • 専門医として適切な治療計画を立案する。
  • 専門医として適切なインフォームド・コンセントを得る。
  • 医療スタッフと適切な関係を築く。
  • 専門医として臨床研究を理解し、適切に遂行する。
  • 学会発表、論文作成能力を身につける。
  • 呼吸器内科専門医、臨床腫瘍学会専門医、呼吸器外科専門医などを取得する。

研修期間

初期臨床研修終了後、5年間とする。ただし、研修指導医と相談の上プログラム期間の変更は可能である。

研修中の医師に処遇

国立病院機構非常勤医師給与規定のレジデント区分を参考としての給与設定を行う。卒後5年を超えた段階で、常勤医師としての給与設定で雇用する。

研修中の海外、国内留学

研修中の医師のうち、優秀な医師に対しては国立病院機構と米国退役軍人健康庁(Veterans Health Administration, VHA)との連携による米国退役軍人病院への留学制度がある。 
また、その専門研修内容に応じて、国立がん研究センター中央病院、国立がん研究センター東病院、国立病院機構近畿中央胸部疾患センターなどへの国内各医療機関への留学等も可能である。

選択研修コースの申請と終了認定

  • 研修を希望する医師は、希望する研修コースを、当センター研修責任者を介して国立病院機構本部に申請する。
  • 研修コースを終了した医師は、修了書など必要書類を、当センター研修責任者を介して国立病院機構本部に認定申請を行う。
  • 国立病院機構本部は、認定申請された諸書類を研修プログラム等審査委員会において審査し、認定を行う。

研修終了後の特典

本研修コースを終了した医師は、申請により診療科診察医として認定される。認定者のうち本機構の医員として雇用を希望するものに対しては、学位取得者と同等と評価し、処遇上の優遇を行う。ただし、国内で同様の内容の研修認定を行う機関が設立された場合には、その機関で認定された資格に応じた処遇上の優遇を行う。
また、優秀な医師は、その専門性に応じて、Brigham and Women’s Hospital,Harvard Medical School,Cleveland Clinic, 国立がん研究センターなどへ採用推薦も可能である。

3. 研修定員および処遇

研修定員

  • 腫瘍内科専門医コース、臨床腫瘍専門医コース、臨床腫瘍専門医コース、 各数名

処 遇

  • 身 分 後期研修医として非常勤職員 (原則、当初3年のみ)、以後は常勤医師待遇
  • 給 与 国立病院機構非常勤職員給与規定に基づく
  • 勤務時間 1日の勤務時間6H 週5日勤務(原則、当初3年のみ)
  • 社会保険 健康保険、厚生年金、雇用保険に加入

その他

  • 定期健診 年2回

問い合わせ先

電話 0836-58-2300(代) 副院長・亀井
E-mail: h_kamei@yamaguchi-hosp.jp

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