呼吸器疾患の専門的診療このページを印刷する - 呼吸器疾患の専門的診療

特徴
当センターは国立病院機構の中国地方における呼吸器の基幹病院と認定されています。呼吸器学会、呼吸器内視鏡会学会、アレルギー学会の専門医が診療に当たっており、急性肺炎、気管支炎、アレルギー疾患、閉寒性肺疾患、間質性肺炎、睡眠時無呼吸症候群、肺結核などあらゆる呼吸器疾患の専門的診療を行っております。慢性呼吸不全患者に対する呼吸リハビリテーション、在宅酸素療法なども積極的に行っています。また、他院で対応困難な呼吸管理を必要とする重症肺炎、急性呼吸不全などの患者もICUなどで受け入れておりますし、新型インフルエンザ、重症急性呼吸器症候群(SARS)などが発生した場合には、地域の協力型病院として対応します。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)・気管支喘息・慢性咳外来

COPD(慢性閉塞性肺疾患)・気管支喘息・慢性咳外来
長引く咳などの症状に対して画像診断、呼吸機能検査、気道過敏性検査(アストグラフ)、呼気中一酸化窒素(NO)測定などを駆使して正確な診断を心がけています。難治性喘息に取り組んでおり、ピークフローメーターによる自己管理を含めた入院治療・教育プログラムがあります。COPDの病期診断とそれに基づく治療として、薬物療法に加えて呼吸リハビリテーションを積極的に取り入れています。

間質性肺炎

各種間質性肺炎に対して、薬剤性、職業性(吸入抗原性)、膠原病性、特発性など正確な診断に尽力しており、胸腔鏡下外科的肺生検による病理診断を行っています。ここの病状に応じて中・長期的な治療計画を含め対処します。

慢性呼吸器不全・呼吸器リハビリテーション

在宅酸素療法、NPPV(非侵襲的陽圧換気療法)の導入を行っています。専門医、看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士、心理療法士がチーム医療にて包括的呼吸リハビリテーションを行っています。2週間および6週間の入院呼吸リハビリプログラムがあり、運動耐容能を心肺運動負荷試験(呼気ガス分析装置)で測定しています。

呼吸器感染症・結核

各種呼吸器感染症の診断、重症肺炎の救急対応・呼吸管理の任を果たしています。山口県唯一の結核入院病床を有する施設であり、国立病院機構の政策医療として行政を密にタイアップして結核診療に尽力しています。

睡眠時無呼吸症候群

特殊外来を毎週行っており(木曜日午後2時から)、1泊2日の入院で「終夜睡眠ポリソムノグラフィー検査」にて、確定診断を行っています。重症度に応じて鼻マスク持続陽圧呼吸療法を導入します。

禁煙外来

肺がん、COPDの予防の第一歩は禁煙です。たばこをやめたくてもやめられない(ニコチン依存症)人で、いますぐ禁煙を望んでいる人には、保険診療によるニコチンパッチ処方をコンサルテーションを行っています。