平成24年度「臨床研究」審議課題一覧・審議内容
委員会審議 平成24年10月23日
審議内容
(1)申請者 |
職名:腫瘍内科医長 |
氏名:岸野 大蔵 |
課題名 |
【24-19】野生型EGFR遺伝子を有する高齢者未治療進行非小細胞肺癌に対するカルボプラチンとS-1併用療法の第Ⅱ相試験 |
研究の概要 |
化学療法未施行の高齢者非小細胞肺癌進展例を対象として、Carboplatin+S-1併用療法の第Ⅱ相試験を行い、高齢者におけるS-1単剤療法へのCarboplatin上乗せの有効性・認容性を検討し、今後の第3相試験の試験治療候補として適切であるかどうかを判断する。 |
判 定 |
承認 |
(2)申請者 |
職名:腫瘍内科医長 |
氏名:近森 研一 |
課題名 |
【24-21】進行肺癌に対する少量補液法を用いた中等量以上のシスプラチンベース化学療法の認容性試験 |
研究の概要 |
シスプラチンが投与できると考えられる化学療法未治療の進行肺癌患者を対象として、シスプラチンベース化学療法を実施し評価する。 |
判 定 |
承認 |
委員会審議 平成24年10月1日
審議内容
(1)申請者 |
職名:呼吸器内科医師 |
氏名:大藤 貴 |
課題名 |
【24-18】排菌のある結核患者の喀痰培養を長期化させる因子の検討 |
研究の概要 |
排菌のある結核患者の喀痰培養が陰性となるまでの期間は、結核病棟への入院期間に影響を与える大きな因子である。培養を長期化させる因子を明らかにする。排菌のある肺結核で入院した患者の入院日から最初に喀痰が陰性であった日までの期間を算出し、カルテより入院時の血液所見(A1b LDH、HbA1c)、画像所見(空洞 |
判 定 |
承認 |
委員会審議 平成24年9月25日
審議内容
(1)申請者 |
職名:内科系診療部長 |
氏名:青江 啓介 |
課題名 |
【24-11】高齢者未治療進行非小細胞肺(非扁平上皮)癌に対するPemetrexed/ Bevacizumab併用療法の第Ⅱ相試験 |
研究の概要 |
高齢者未治療進行非小細胞肺癌(非扁平上皮)癌に対するPemetorexed/ Bevacizumab併用療法の有効性、安全性を評価する。 |
判 定 |
承認 |
(2)申請者 |
職名:緩和ケア科医長 |
氏名:片山 英樹 |
課題名 |
【24-12】終末期癌患者の呼吸困難におけるモルヒネ持続皮下・静脈注射のコミュニケーションへの影響を予測する因子に関するコホート研究(J-FIND1) |
研究の概要 |
終末期癌患者の呼吸困難に対して、モルヒネ持続皮下・静脈注射によるコミュニケーションへの影響を予測する因子を明らかにする。 |
判 定 |
承認 |
(3)申請者 |
職名:緩和ケア科医長 |
氏名:片山 英樹 |
課題名 |
【24-13】終末期癌患者の呼吸困難におけるコルチコステロイド治療の有効性と有害事象を予測する因子に関するコホート研究(J-FIND2) |
研究の概要 |
終末期癌患者の呼吸困難におけるコルチコステロイド治療の有効性と有害事象を予測する因子を明らかにする。 |
判 定 |
承認 |
(4)申請者 |
職名:緩和ケア科医長 |
氏名:片山 英樹 |
課題名 |
【24-14】終末期癌患者の倦怠感および食欲不振におけるコルチコロイド治療の有効性と有害事象を予測する因子に関するコホート研究(J-FIND3) |
研究の概要 |
終末期癌患者の倦怠感および食欲不振におけるコルチコロイド治療の有効性と有害事象を予測する因子を明らかにする。 |
判 定 |
承認 |
(5)申請者 |
職名:緩和ケア科医長 |
氏名:片山 英樹 |
課題名 |
【24-15】進行癌患者の発熱における腫瘍熱と感染を鑑別する因子を同定する観察研究(J-FIND4) |
研究の概要 |
進行癌患者の発熱に対して、腫瘍熱の診断に寄与する因子を感染症を対照群として同定する。 |
判 定 |
承認 |
(6)申請者 |
職名:腫瘍内科医長 |
氏名:近森 研一 |
課題名 |
【24-16】切除不能進行・術後再発肺扁平上皮癌に対するCBDCA+TS-1併用療法とTS-1維持療法の第Ⅱ相臨床試験(SMILE Trial) |
研究の概要 |
切除不能進行・術後再発肺扁平上皮癌症例を対象として、CBDCA+TS-1併用療法とTS-1維持療法を組み合わせた新規治療法の有効性および安全性を評価する。 |
判 定 |
承認 |
委員会審議 平成23年6月26日
審議内容
(1)申請者 |
職名:病因病態研究室長 |
氏名:青江 啓介 |
課題名 |
【24-4】がん化学療法に伴う血液中サイトカインの変動に関する検討 |
研究の概要 |
サイトカインががんの増殖、転移に関わることが明らかとなり、がん臨床上サイトカインの意義は高まりつつある。がん化学療法がサイトカインネットワークにどのように影響するか十分な検討はなされていない。患者から同意を得て血液を採取し、凍結保存、適宜解凍してBioplex法によりサイトカイン濃度を測定し、臨床データ、臨床症状、治療効果、副作用、予後と照合しその関連性を調べる。 |
判 定 |
承認 |
(1)申請者 |
職名:統括診療部長 |
氏名:岡部 和倫 |
課題名 |
【24-5】呼吸器外科手術成績の向上を目指した多施設共同データベースの構築 |
研究の概要 |
呼吸器外科手術例について、術前診断・術式・術後診断・病理診断・予後などに関する多施設総合データベースを作成する。データの登録は、各施設で記入した症例シートを岡山大学大学院医歯学薬学総合研究科 呼吸器・乳腺内科分泌外科に送付して、まとめてデータベースに入力する。 |
判 定 |
承認 |
(1)申請者 |
職名:腫瘍内科医長 |
氏名:近森 研一 |
課題名 |
【24-3】進展型小細胞肺癌(ED-SCLC)CDDP+CPT-11維持療法の有効性および安全性の検討試験 |
研究の概要 |
進展型小細胞肺癌(ED-SCLC)に対し、シスプラチン+イリノテカン4コース後にPR以上の効果がみられた場合、イリノテカン(CPT-11)単剤を維持療法として継続投与する治療の有効性と安全性を検討する。 |
判 定 |
承認 |
(1)申請者 |
職名:内科系診療部 |
氏名:前田 忠士 |
課題名 |
【24-1】上葉切除における肺靭帯切離が術後の気管支狭窄、肺関連合併症の危険因子となるか? |
研究の概要 |
上葉切除時に靭帯を切離することは、切除後の遺残腔を可能な限り残存肺で消失させるために一般的に行われている手技であるが、その実際の効果やデメリットに関してのエビデンスはない。最近、上葉切除後の気管支屈曲が術後残存肺機能に悪影響を与えるという報告がなされた。その報告では肺靭帯を切離していない症例のみであったが、当院での肺靭帯切離症例で検討すると、報告よりも気管支屈曲症例がかなり多いことが示された(右上葉切除後:P=0.052、左上葉切除後:P=0.104)。このことから、肺靭帯切離が術後残存肺機能に悪影響を与える危険因子となる可能性があると考えられる。本研究は、上葉切除症例における手術中の肺靭帯切離の有無が、術後の気管支狭窄、残存肺機能や合併症に与える影響を検討することを目的とする。 |
判 定 |
承認 |
委員会審議 平成24年4月24日
審議内容
(1)申請者 |
職名:呼吸器外科医師 |
氏名:田中 俊樹 |
課題名 |
【23-5】非小細胞肺癌EGFRチロシンキナーゼ阻害剤投与例における臨床的増悪とMBP-QP法を用いた血漿DNA T790M検出率の相関に関する検討-前向き調査研究- |
研究の概要 |
非小細胞肺癌(特に腺癌)に対してEGFRチロシンキナーゼ阻害剤が有用な薬剤として認められ広く臨床応用されているが、その薬剤に対する耐性は重要な問題である。本研究では、MBP-QP法を用いた血漿DNA T790M検出と、臨床上EGFRチロシンキナーゼ阻害薬投与例における病巣増悪とが相関しているかに関して前向きに検討するとともに、組織T790Mと血漿T790Mの一致等を検討する。 |
判 定 |
承認 |
(1)申請者 |
職名:腫瘍内科医師 |
氏名:岸野 大蔵 |
課題名 |
【24-2】局所進行非小細胞肺癌における分子マーカーと化学放射線療法の有効性との関連性の検討(OLCSG0007 post hoc試験) |
研究の概要 |
1)0007試験に登録された症例の腫瘍検体を用いて腫瘍細胞における分子マーカー発現(EGF・Kras・ALK・BRAF・BRG1遺伝子変異、MET遺伝子増幅EGFR、 HER2、HER3、ERCC1、RPM1、BRCA1、TSP1、TXR1、thioredoxint、c-Kit、 PDGFR、IGF1R、VEGFR、HGF蛋白発現)をそれぞれ明らかにする。2)上記発現状態が0007試験結果(有効性・安全性)に及ぼす影響を明らかにする。 |
判 定 |
承認 |