患者の権利宣言

独立行政法人国立病院機構山口宇部医療センターは、患者中心の医療を実践するため、患者一人一人の権利を明確にすることが大事であると考え、ここに｢患者の権利｣を次のように宣言します。

患者は、常に一人の人間として、その人格・価値観が尊重され、大切に扱われる権利があります。

患者は、どのような境遇(年齢、性別、障害の有無など)でも差別のない公平で、最良な医療を受ける権利があります。

患者は、病気の診断、検査・治療の効果と危険性、他の治療法について、分かりやすい言葉で十分な説明を受け、医療の内容を十分に理解し納得の上、自分の意思で適切な治療を選択し、受ける権利があります。また、他の医療機関の意見(セカンドオピニオン)を聞くことができます。

患者は、医療上得られた個人の情報やプライバシーを守られる権利があります。

患者は、自分が受けている治療について、情報提供を受ける権利があります。

患者は、健康に関する教育を受ける権利があります。

上記の宣言を、到達すべき実施目標として、全職員が日々努力します。

１．病気についての正確な情報を医療者に伝えてください。
２．快適な医療環境を保つために病院の規則をお守りください。
３．病院における研修・教育・研究にご理解・ご協力ください。

子こどもの患者かんじゃの権利けんりを確認かくにんするために、2022年3月に日本にほん小児科しょうにか学会がっかいが提言ていげんした「医療いりょうにおける子どもこども憲章けんしょう」を掲示けいじします。国立こくりつ病院びょういん機構きこう山口やまぐち宇う部べ医療いりょうセンターは子こどもの患者かんじゃの権利けんりを尊重そんちょうします。

１. 人ひととして大切たいせつにされ、自分じぶんらしく生いきる権利けんり

２. 子こどもにとって一番いちばんよいこと（子こどもの最善さいぜんの利り益えき）を考かんがえてもらう権利けんり

３. 安心あんしん・安全あんぜんな環境かんきょうで生活せいかつする権利けんり

４. 病院びょういんなどで親おやや大切たいせつな人ひとといっしょにいる権利けんり

５. 必要ひつようなことを教おしえてもらい、自分じぶんの気持きもち・希望きぼう・意見いけんを伝つたえる権利けんり

６. 希望きぼうどおりにならなかったときに理由りゆうを説明せつめいしてもらう権利けんり

７. 差別さべつされず、こころやからだを傷きずつけられない権利けんり

８. 自分じぶんのことを勝手かってにだれかに言いわれない権利けんり

９. 病気びょうきのときも遊あそんだり勉強べんきょうしたりする権利けんり

10.訓練くんれんを受うけた専門的せんもんてきなスタッフから治療ちりょうとケアを受うける権利けんり

11.今いまだけではなく将来しょうらいも続つづけて医療いりょうやケアを受うける権利けんり