がん情報管理部このページを印刷する - がん情報管理部

がん情報管理部

山口宇部医療センターの腫瘍内科グループは、肺がんを主軸とする悪性腫瘍の診療を専門としており、その診断や治療、更には緩和医療などに幅広く取り組んでいます。院内には外来化学療法室および緩和ケア外来などが整備され、最近ではがん相談支援室が開設されるなど、患者様に提供できる治療の選択肢が拡大し、その質も高まりつつあります。本診療グループは、新しい抗がん剤の臨床開発(治験)に前向きな姿勢で臨んでおり、また、平成21年度からは厚生労働省の研究班による臨床試験の一翼を担うことにもなり、エビデンスに基づく肺がんの診療体系(EBM)の確立に寄与するための努力を重ねています。

このような背景を踏まえ、当院では「がん情報管理部」を平成22年10月に新たに設け、治験や臨床試験を通して得られた診療情報を適切に管理する体制を整備・強化することとしました。本管理部は、院内のみならず山口県がん診療連携拠点病院とも共同で臨床研究を推進し、その研究成果を国内外に発信しつつ、肺がん治療成績の一層の向上を図ることを目標の一つに据えています。