肺結核症(抗酸菌感染症)・呼吸器感染症の診療このページを印刷する - 肺結核症(抗酸菌感染症)・呼吸器感染症の診療

呼吸器感染症科では結核や肺炎など感染症の診断・治療、また院内感染対策を扱っています。
山口県の結核医療において当センターは中核的役割を担っています。

平成12年の施設改修により当センターの結核病棟は、陰圧病室を完備した国内でも有数の施設となりました。そのなかで、DOT(直接監視下治療)をいち早く導入するなど最先端の治療を行っています。また研修会を催し教育・啓蒙活動をするとともに、保健所など地域行政とも連携を密にし少しでも結核患者を減らすよう頑張っています。

もちろん当センターは結核ばかりでなく、細菌やカビなどによる肺炎に対しても検査科と協力し迅速で正確な診断を行い、適正な抗菌薬を選択することにより速やかな回復をめざします。

また昨今話題となっている院内感染対策についても力を注いでいます。当センターでは院内感染対策委員会の下部組織として、感染症に詳しい人材を各部署から選んで感染対策チームを編成しています。チームのメンバーは院内感染対策の各種マニュアルの作成や見直し、定期的な院内巡視、手洗いの指導、MRSA発生状況の把握、抗生物質適正使用の調査など院内感染が起こることのないよう日々活動しています。

呼吸器感染症科では皆様の健康のために少しでもお役に立てるよう努力していく所存ですので今後ともよろしくお願い申し上げます。