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尿検査によって何がわかるでしょうか?(尿検査の重要性)

生体では誕生から死に至るまで絶え間なく尿がつくられます。健康人は1日約1リットルの尿を排泄します。
尿の中には、生体の代謝によって生じた様々な老廃物が排泄されます。

尿を検査することにより、体の状態、つまり健康であるか、疾病であるかについての情報を得ることが出来ます。 それでは尿検査によって何がわかるでしょうか?
  • 尿検査は非観血でスクリ-ニング検査に適しています、そして多くの情報が得られます。
  • 蛋白尿及び血尿は腎疾患を示唆する鋭敏な指標になります。
  • 尿中のブドウ糖が検出され、はじめて糖尿病に罹っていることに気づくことが良くあります。
  • ある種の酵素が尿中に出現すれば、尿路系の癌を疑うことができます。
  • 肝疾患はまず、尿中の胆汁色素(ビリルビン)が陽性になることで確認出来ます。
  • 溶血を伴う疾患は尿中にヘモグロビンが排泄されたり尿中のウロビリノ-ゲン濃度が上昇することで確認出来ます。
  • 妊娠の診断には、尿中の絨毛性ゴナドトピン(HCG)を検出する方法が最もよく 用いられています。
※このように尿検査は我々に多くの情報を提供してくれます。    

尿の色でこんな病気が分かります

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