呼吸理学療法(呼吸疾患患者など)
対 象
呼吸器内科
慢性の呼吸器疾患が原因で日常生活に支障をきたしてしまう方を対象に、呼吸法やリラクゼーション、運動療法などを用いて息苦しさや不安を少しでも軽減し、日常生活を安心して過ごしていただけるように取り組んでいます。また慢性の呼吸器疾患の急性増悪時には、早期回復・早期離床を目的に病棟ベッドサイドからのリハビリを行っています。
呼吸リハビリテーションを目的に入院される方の場合は、4週間から6週間かけてリハビリプログラムを実施し、リハビリ前後の検査結果を比較して効果を判定することができます。
呼吸リハビリテーションは、チーム医療を中心として行っているため、様々な意見や知識を得ることができ、また患者同士でも意見交換を行える場所になっています。
呼吸リハビリテーションを目的に入院される方の場合は、4週間から6週間かけてリハビリプログラムを実施し、リハビリ前後の検査結果を比較して効果を判定することができます。
呼吸リハビリテーションは、チーム医療を中心として行っているため、様々な意見や知識を得ることができ、また患者同士でも意見交換を行える場所になっています。
主な疾患
慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺気腫、喘息、 気管支拡張症、間質性肺炎、肺結核後遺症、など
呼吸器外科
開胸術後、開腹術後や胸腔鏡下手術後の方を対象に、術前から呼吸法や排痰法の指導を行い術後の合併症を予防するとともに、早期離床・退院を目的に手術翌日からリハビリテーションが再開されます。また退院時には検査結果をもとに、自宅に帰ってからの日常生活に対する注意点などの指導を行っています。
術前には正しい呼吸法や上手な痰の出し方をしっかり理解していただき、術後の不安を少しでも軽くするために何度も繰り返し確認します。
術後3日目までは主に病棟ベッドサイドにて肺合併症の予防や早期離床を促し、4日目からはリハビリ室にて運動療法を中心に行います。
術前には正しい呼吸法や上手な痰の出し方をしっかり理解していただき、術後の不安を少しでも軽くするために何度も繰り返し確認します。
術後3日目までは主に病棟ベッドサイドにて肺合併症の予防や早期離床を促し、4日目からはリハビリ室にて運動療法を中心に行います。
主な疾患
胸部外科手術後(主に肺ガン)、腹部外科手術後、など
リハビリ風景
呼吸体操
月~金曜日、リハビリ室にて行っています。
約25分間の軽い体操です。
【目 的】
約25分間の軽い体操です。
【目 的】
- 正しい呼吸法で、動作を行う。
- 胸郭を柔軟にし、呼吸を楽にする。
- 首周りの呼吸筋をストレッチする。
- 腕や足の筋肉を維持する。
自転車エルゴメーター
月~金曜日、外来の方は午前、入院の方は午後から 行っています。
25分間(休憩も含む)、個人の能力に合わせた設定で 安全に運動することができます。
- 下肢の筋力強化
- 運動耐容能の改善
- 心肺機能の向上
毎日決まった運動を行うことで体力がつき、日常生活をより快適に過ごせるようになります。
しかし、体力がついたからといって運動をやめてしまうとまたもとの状態に戻ってしまいます。
何事も継続が大切です。
歩行訓練・日常生活動作練習
ベッドからの起き上がり、立ち上がり、トイレへ行く練習や酸素ボンベを引いての歩行訓練などの基本的な日常生活動作を個人の能力に合わせ、個別にリハビリを行います。
6分間歩行検査
自分のペースで6分間に歩くことができる最大距離を測定する検査で、その距離により運動能力と呼吸機能機能を評価しています。
歩行前後には、Borgスケールを用いて息切れの強さや下肢の疲労感を調べます。試験中には検査者の判断に応じて、心電図モニターや血圧,酸素飽和度を測定することもあります。
歩行前後には、Borgスケールを用いて息切れの強さや下肢の疲労感を調べます。試験中には検査者の判断に応じて、心電図モニターや血圧,酸素飽和度を測定することもあります。